【都】都市伝説:月の裏側
月の裏側にあるものって何?
ハルカ「レイくん、ねえ知ってる? 月の裏側って、ずっと地球から見えないってやつ」
レイジ「ああ、それはなんか理科で習った気がするな……月の自転と公転の周期が同じだから、地球からは片面しか見えないって」
ハルカ「そうそう、それ『潮汐(ちょうせき)ロック』って現象なんだよ。でもね、都市伝説では“それだけじゃない”って言われてるの」
レイジ「え、どゆこと?」
ミヤコ「つまり“意図的に見せていない”っていう説があるの。月の裏側には、地球人にとって“知られたらまずいもの”がある、って言われてきたのよ」
ハルカ「そう! たとえば宇宙人の基地とか、古代文明の遺跡とか、さらには月そのものが人工物って話もあるの!」
レイジ「うわあ……怖いっていうか、ロマンあるような、なんかぶっ飛んだ話だな……」
月の裏側=宇宙人の拠点説
ハルカ「まず一番有名なのが“宇宙人の基地がある”って説!」
ミヤコ「この説の元になったのは、NASAの月探査計画と、冷戦時代のアメリカとソ連の宇宙開発競争。アポロ計画で人類が月に降り立ったって言うでしょ?」
レイジ「うん、それくらいは知ってる。アームストロング船長だろ?」
ハルカ「でもさ、それ以降、急に月に行かなくなったっておかしくない? まだいろいろ調べたいはずなのに、ピタッと計画止まったんだよ?」
ミヤコ「だから、実は“月の裏側で何かを見つけて、これ以上は触れない方がいいって悟った”説があるの。たとえば、巨大な構造物とか、謎の物体があったって話」
レイジ「いやいや、それなら公表されるんじゃないの?」
ミヤコ「逆よ。だからこそ“隠蔽された”って考えるのよ。実際、NASAの写真データの一部には“黒く塗りつぶされたエリア”があったり、音声記録がカットされていたりするの。解析された画像で、ピラミッド型の構造物が写ってたこともあるって」
ハルカ「UFO研究家たちは“月の裏には宇宙人の前哨基地があって、地球を観察してる”って言うんだよね。ネットには、月面を監視するUFOの動画もけっこう出てくるよ」
レイジ「なんでそんな監視されてんだよ……」
ミヤコ「それだけ人間の活動が注目されてるってことかも。地球人は危険って思われてるのかもしれないね」
月自体が人工物という仮説
ハルカ「あとね、もっとぶっ飛んだ説があって、月そのものが“宇宙船”って言われてるの!」
レイジ「いやいやいや、月が宇宙船って何だよ! そんなのデカすぎてムリだろ!」
ミヤコ「でも一部の科学者の中には、月の質量や軌道、地球との関係が“自然なものじゃない”って言う人もいるの」
ハルカ「たとえば月って、地球のサイズとちょうど良いバランスで太陽を完全に隠すことができるから、皆既日食が起きるんだよ。こんな偶然、すごくない?」
レイジ「確かに……言われてみるとできすぎてる気も……」
ミヤコ「そういう人たちは、“月は地球を監視するために、太古の昔に誰かが置いたもの”って考えるのよ。構造が空洞に近いとか、地震計で振動の記録が“鐘を鳴らしたみたいに響いた”っていう記録もあるの」
ハルカ「それを“月は中空”って言って、完全な自然の天体じゃないって解釈する人もいる」
レイジ「月が作られたとか、あたまおかし……いや、でもなんか面白いな」
月に関する怪しい音声記録とアポロ計画の謎
ミヤコ「実はアポロ計画の通信記録の一部が、途中で“ノイズ処理されてて、原文が残ってない”ってケースがあるの」
レイジ「え、それってマズくない? なんでそんなことに……?」
ハルカ「しかもね、アポロ11号の宇宙飛行士たちが、月面で“何かが見ている”“向こうに光がある”って話してたっていう“未公開音声”がネットで流出したこともあったんだよ」
ミヤコ「公式には否定されたけど、信じる人は多いの。NASAの元職員っていう人が“月で宇宙人に遭遇した”って証言したケースもある」
レイジ「そんなにあるなら、ほんとなんじゃ……」
ハルカ「さらに、アポロ計画で撮られた写真には“反射する物体”が映ってたり、“奇妙な影”があるって言われてるの!」
ミヤコ「NASAは“光の加減”って説明してるけど、全体的に“何かを隠してる”雰囲気があるのよね」
月と古代文明とのつながり
ハルカ「そういえば、月って神話とか古代文明にもめっちゃ出てくるよね?」
ミヤコ「うん。メソポタミア神話にも、エジプト神話にも、ギリシャ神話にも“月の神”って存在するし、日本でも“月読命(つくよみのみこと)”って神様がいるわね」
レイジ「神話に出てくるってことは、それだけ昔から重要視されてたってこと?」
ミヤコ「そう。“月は地上とは別の世界とつながってる”って考え方が多いの。死後の世界とか、神の世界、あるいは“天上界”ね」
ハルカ「それが転じて、“月=異界への入り口”とか、“別の文明との接点”って思われるようになったのかも」
レイジ「あのさ、それって日本の“竹取物語”も関係してる?」
ミヤコ「鋭いわね。かぐや姫は“月から来た存在”で、“任務を終えて帰る”って話でしょ? 実は、あれを“宇宙人との接触”って読む説もあるのよ」
実際の事件との関連性や影響
ハルカ「あとね、月の裏側の話が、地球での事件に“影響してるかも”って話もあるよ」
レイジ「えっ、どういうこと?」
ミヤコ「たとえば1977年にイギリスで起きた“ブロードヘブン事件”では、“宇宙人が学校の近くに降り立った”って証言が複数の子どもたちから出たの。目撃情報の中には、“月から来た”って語る子もいたのよ」
ハルカ「他にも、誘拐された人が“どこかの基地で目覚めたら、窓の外が真っ暗で、月の裏側だと知らされた”って言う話もある」
レイジ「え、誘拐って何!?」
ミヤコ「アブダクションって言って、“宇宙人に連れていかれる”っていう報告。アメリカではけっこう件数が多いのよ」
ハルカ「しかもそれ、だいたいが“真夜中に、急に目の前が光って、気がついたら別の場所にいた”ってパターン。しかも、戻ってきた人が“月の裏側っぽい景色を見た”って言うの」
レイジ「いやいや、それマジならヤバいだろ!」
考察:なぜ月の裏側はこんなにも都市伝説になるのか
ハルカ「あたしさ、なんでこんなに月の裏側って“神秘”とか“恐怖”の対象になるのかなって思ってて」
ミヤコ「たぶん、“見えない”ってことが最大の理由ね。人間って、見えないものや知らないものに対して、想像を働かせて物語を作る生き物だから」
レイジ「見えない=怖い、ってやつだな……」
ハルカ「でもさ、もしかしたら、ホントに“見せちゃいけないもの”があるから見えないんじゃない? NASAが必死で隠してるのって、やっぱそれなりの理由あるんじゃない?」
ミヤコ「可能性としては“科学的にまだ未解明の現象がある”とか、“心理的・政治的な問題で情報統制してる”とかいろいろあるわね」
レイジ「でも、もし月の裏側にホントに何かあったら……地球の歴史って、全然違う話になっちゃうよな」
ハルカ「うん。月の裏側をめぐる都市伝説って、あたしたちが“知らないものを知りたい”っていう欲求そのものの象徴だと思う!」
まとめ:都市伝説は“裏”が本題
ミヤコ「結局、月の裏側の話って“科学では解明されていないもの”と“人間の想像”がミックスされた、すごく人間らしい都市伝説なの」
ハルカ「つまり、“裏側”ってだけでワクワクしちゃうのが人間なんだよね!」
レイジ「オレは……あんま知りたくなかったかも。今日から月、直視できないわ……」
ミヤコ「ふふ、それも都市伝説の楽しみ方かもしれないわね」
ハルカ「さあ、そうしたら次はどんな都市伝説にしようか! レイくん、次はめちゃくちゃ怖いの行くから覚悟してねっ」
レイジ「ちょ、もういい加減、勘弁してくれええぇぇ……!」
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