【都】怪談:廃墟ホテルの心霊ロケ

 TKO木下の「心霊ロケ」の真相と考察:笑いの裏に潜む恐怖


レイジ「なあなあ、聴いてくれよ。この前のネットの動画でTKO木下の話ちょっと見たんだけどさ、『心霊ロケ』の話、マジで背筋凍ったわ…」

ハルカ「レイくんが自分からって珍しいね。TKO木下ってあの芸人さんの?あんまり怖い話とかするイメージなかったけど、どんな話だったの?」

ミヤコ「それってたぶん、廃墟ロケの話じゃないかしら。今から20年以上も前に芸人さんのイベントで撮影されたやつでしょ」


肝試しイベントで起きた“映ってはいけないもの”


ハルカ「えー!?そんな前の話?でも、今でも話題になるってことは…なにが映っちゃったの?」

レイジ「ロケ中にある芸人さんが廃墟の中に一人で入ってビデオ撮影したんだけど、その映像に…女性の顔がバッチリ映ってたんだよ。しかも瞬きまでしてたって…!」

ミヤコ「しかもそれ、人間の姿が映るような位置じゃないのよ。普通だったら後ろには誰もいないはずなのに、“そこ”に顔があって、はっきり動いてる。加工じゃないってことも検証されてるから、昔テレビで取り上げられたあとも騒ぎが止まらなかったって聞いたわ」

ハルカ「うわ、なにそれ超鳥肌立った…!なんでそんな場所に行っちゃったの?お化け屋敷でもないのに」

ミヤコ「そこがまたポイントね。その当時、すでに廃墟になったホテルだったんだけど、もともとは営業してた頃も地元では“出る”って有名な場所だったの。廃墟になってからは完全に立入禁止だけど、当時の芸人たちが罰ゲーム的に肝試しやってたのよ」


映像を見た関係者の異変と“続く怪異”


レイジ「その後がまたヤバいんだよな。さっきとは別の芸人さんがその映像見たら、急に体調崩して、吐き気が止まらなかったってやつ…あれマジっぽくて怖かった」

ハルカ「え、それって偶然じゃなくて?見ちゃったから気持ち悪くなったとかじゃなく?」

ミヤコ「心理的なものだったとしても、それだけの影響を受けたってことは本物に近いのよ。しかも、それだけじゃ終わらなくてね。このロケに行ったあと、木下さん自身も変なことが起きたって証言してるの」

レイジ「そうそう。別の霊能者とロケ行った時に、廃墟の中で割り箸がバキッて勝手に割れたとか、女の人の笑い声が聞こえたとか…信じたくないけど、みんなが同時に体験してるってなると…なあ」

ハルカ「笑い声とかさ、いちばん無理。見えるより怖いんじゃない?音だけって」

ミヤコ「それが“ポルターガイスト”ってやつね。霊が物理的な干渉をしてくる現象。無音ならまだしも、音で存在を知らせてくるなんて、かなり強い念を持った霊の仕業よ」


霊能者の告白「木下さんの隣に霊がいる」


レイジ「極めつけがそれだよ。ロケのあと霊能者が言ったんだって。“木下さんの隣に女の霊が座って一緒に映像見てた”って…マジでゾッとした」

ハルカ「え、どういうこと?ロケ中じゃなくて、終わった後に?なんで霊ってそこまで付きまとうの?」

ミヤコ「執着ね。ある特定の場所に執着する霊もいれば、人間に執着するタイプもいるの。特に、自分に気づいてもらった相手を“受け入れてくれた”って誤解して、くっつく霊もいるのよ」

レイジ「いや、勝手に受け入れないでくれよ…こっちは怖がってるのに…」

ハルカ「その気づかれたいって思いがさ、人間の無意識に影響与えるんじゃないの?“気づいてほしい”エネルギーって、生きてる人にもあるじゃん。SNSで“かまってちゃん”って言われる人とか」

ミヤコ「意外と近いわよ、それ。念ってのは“想いの強さ”なの。だから、生き霊の方が死んだ人の霊よりもよっぽどたち悪いとも言われてるぐらいなんだけど。そういう意味でも亡くなったあとに強い想いを残してる霊って、本当に厄介になるのよ」


あの映像の“顔”は誰だったのか?


レイジ「じゃあさ、あの瞬きする顔って、誰だったの?」

ハルカ「そうなんだろ、あたしに聞かれても…、でも、ホテルで何かあったとか…そういうのはあるのかな?」

ミヤコ「そのホテル自体には公式に記録されてる事件はないらしいの。ただ、うわさレベルでは、恋人同士が心中したとか、従業員の女性が事故で亡くなったという話は残ってるのよ」

レイジ「それって、もしかして顔の女性…?」

ミヤコ「もしそうだとすれば、その霊はまだ自分の死を受け入れられてなくて、“生きていた時間”を今もさまよってるのかもしれないわね」

ハルカ「てか、カメラって怖いよね…。見えないもの映しちゃうとか、昔の『鏡』みたいな物だよね」

ミヤコ「昔から“鏡は異界とつながる”って言われてきたけど、カメラはまさにそれに近いわね。とくに、レンズを通して見るって行為は、物理的現実とは違う世界を切り取る可能性があるから」


事件との関連性とメディアへの影響


レイジ「実際さ、こういう映像が出ると、テレビ局ってパニクらないのかな?」

ミヤコ「テレビ側もわかってるの。編集段階で“これはヤバい”ってわかる素材には霊能者がチェックを入れたり、専門スタッフが映像にお祓いしたりってこともあるのよ」

ハルカ「そんなことまでやってるんだ…エンタメだけじゃ済まないってことね」

レイジ「でも、もし誰かが過去に本当に亡くなってたら、遺族とかにバレたら問題になりそうじゃん?」

ミヤコ「だから“事件と関連づけない”ようにするの。あくまで“現象”として紹介する。過去に“実際の事件と絡んでしまった”ケースは何度もあるけど、そこは慎重に線引きされてるの」


笑いの世界に潜む“境界線”


ハルカ「でもさ、木下さんも芸人で、笑いの仕事してるのに、なんでそんな怖い体験に遭遇しちゃったんだろ?」

ミヤコ「それが逆に危ういのよ。“ふざけ半分”で近づくと、霊からすれば侮辱にも見える。だからこそ本気で怒るのよ。笑いの世界って、人に笑ってもらう、面白く見せる、ってことが前提だから、ある意味“現実をねじ曲げる”行為とも言えるでしょう?そういう行動って霊的な存在を刺激することもあるのよ」

レイジ「つまり…“ノリ”で行くと、ヤバいことが起こる、ってこと?」

ミヤコ「そういうこと。だから遊び半分で心霊スポット行ったり、面白がって写真撮るのは、本当におすすめしないわ」

ハルカ「了解。今後行くなら、レイくん先頭でよろしく!」

レイジ「やだよ!絶対ムリだって!」

ミヤコ「それでいいんじゃない?レイジが一番怖がってる分、いちばん霊から守られる気がするもの」

ハルカ「たしかに~。じゃあ、また今度“見るだけ心霊特集”やろうね。”ノリ”だけでは行かない方向で!」

レイジ「大賛成!」

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