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【都】怪談: おじさんの部屋

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  おじさんの部屋って、なに? ハルカ「ねえねえ!聞いて。あたし今すっごい気になってる話があるんだよね!」 レイジ「うわ、今度は何だよ。また怖いやつ?」 ハルカ「いいねぇ、レイくん!大正解!なんかね、『おじさんの部屋』ってやつ。知ってる?」 レイジ「…あー……なんか言葉だけ聞いたことある気がけど、『おじさん』って、もうタイトルからしてどっちに転んでもヤバそうじゃん。で、それってなに?実話系?」 ミヤコ「そうね。この話は一応“実話怪談”って形で語られてるけど、”作り話”として聞いても十分に気味が悪いの。設定も構成も不気味だし、何より人間の怖さが際立ってる感じね」 ハルカ「そうそう!なんかね、ただの霊とかじゃないんだよ? ちょっと"人"の怖い話って感じでさ!」 レイジ「うう……今回も結局、こうやって始まるんだよ……」 語られる「おじさんの部屋」のストーリー ミヤコ「まず話の全体像をざっくり話しておくとね。この物語の”語り手”は中学生ぐらいのときに、仲良しだった友達の家に遊びに行ったの。で、なぜかその友達の家には“入っちゃいけない部屋”があるっていう話を聞いた」 ハルカ「で、その部屋が“おじさんの部屋”って呼ばれてるんだよね」 ミヤコ「そう。そこには“おじさん”がいるって言われてるの。でもそのおじさん、実際には家族の誰かってわけじゃないみたいなの。誰かわからないけど、その“誰か”が、ずっと部屋にいるってだけで」 レイジ「え、じゃあ……その友達の家族は、おじさんを”飼ってる”的な……?」 ハルカ「普通はそう思っちゃうよね。でもさ、その子の親も『あの部屋には近づいちゃダメ』って言うだけで、説明はしないんだよ。なんか、めっちゃ不自然じゃん?」 ミヤコ「不自然な空気がずっと流れてる家、って設定ね。そしてその家で“ある日突然”、語り手がその部屋の前で何かの“気配”を感じてしまう。そして、語り手がノックもしてないのに、突然ドアが開いたの。開いたドアの先、部屋の中をのぞくと――部屋の奥に、明らかにこちらを見ている人がいる。でも表情も体の感じも、どこか“普通じゃない”」 レイジ「うわぁ…もうやめようぜ、その先聞いても良いことじゃん、絶対……」 ハルカ「それで、その後にさ、"語り手"が今回“見たこと”を絶対にそ...

【都】怪談:黒い女

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黒い女って何?有名な芸人が語った本当にあった怖い話 ハルカ「ねえねえ、レイくん。今日も暇だよね?」 レイジ「え、いや、まあそうだけど…」 ハルカ「うふふ、だよね~!」 レイジ「え、なんだよ、その笑顔は…。って、ちょっと待ってくれ!まさか、また怪談話とかするつもりじゃないだろうな。オレもう嫌だぞ!前の“十三階段”の話だってすでに限界超えてるんだからな!あれ、めっちゃ怖かったし…」 ミヤコ「大丈夫。今回はあれよりもっと怖い話よ。とある芸人さんがテレビで話してたやつ。タイトルは“黒い女”。」 ハルカ「“黒い女”…?へぇ、なんか一応"黒髪女子"のあたしとしては、なんかちょっと気になるタイトルだなー。それってどんな話なの?」 ミヤコ「えぇとね、芸人の体験談としてテレビで話されたんだけど、聞いた人の多くが“テレビで放送できたのが不思議”っていうくらい不気味な内容なの」 レイジ「そんなにヤバいのかよ!?それで…それはいつ頃の話なんだ?」 ミヤコ「2010年代のTVのバラエティ番組の心霊特集。ある芸人がロケでとある地方のホテルに泊まったときの出来事なんだけど」 ハルカ「またロケ系かぁ。だいたいそういうのって、曰くつきのホテルとかじゃない?」 ミヤコ「まさにそう。古びたホテルで、空き部屋ばかり。彼は一人部屋をあてがわれて、その部屋に“出た”の」 レイジ「もう出るのかよ!?早いよ!」 夜中の訪問者は“黒い女” ミヤコ「夜中、ドンドンッてノックの音で目が覚めるのね。で、ドアの外から“開けて…”っていう女の声が聞こえるの」 ハルカ「え、完全にホラーじゃん…」 レイジ「でも、夜中に開けてって、知り合いとかでもないんだろ?」 ミヤコ「しかもそれが一晩中続いたの。覗いても誰もいない。声だけがずっと聞こえてくる」 ハルカ「で、それが“黒い女”だって何でわかるの?」 ミヤコ「最初は声だけだったのに、何度目かのノックのあと、ドアのすき間から“黒髪の女”の髪の毛だけがスーッて入ってくるのよ」 レイジ「ぎゃあああぁぁぁーー!!!」 ミヤコ「しかも、その髪の毛、這うように中に入ってくるの」 ハルカ「うっわー!それ想像しただけでヤバいね!怖さが物理的に来る感じ…」 ミヤコ「さすがにその場にいた芸人は恐怖のあまり部屋を飛び出して、他のスタッフの...

【都】怪談:カラオケの男

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カラオケで出会った謎の男 ハルカ「ねえミヤちゃん、レイくん、この前見た怪談の動画で芸人さんが話してたやつ、めっちゃゾッとしたんだけど、聞いてくれる?」 レイジ「えっ、またかよ…。どうせ嫌だって言っても話すんだろ?」 ミヤコ「ふふ、よくわかってるじゃない。それでハルカ、今回はどんな話なの?」 ハルカ「えーとね、『カラオケの男』ってやつ。カラオケに行った人が、知らない男に部屋に勝手に入られて…で、話しかけたら返事はするけど、何を言ってるか意味がわからないの。しかも、そいつが部屋を出た直後、店員に聞いたら“誰も入ってない”って言われるの!」 レイジ「なんだよ、それ。ただの事件じゃないのか?やめてくれよ、そういうの。マジでカラオケ行けなくなるじゃん…!」 ミヤコ「ああ、その話ね。けっこう有名な話かもね。ある怪談の語り手が披露した中でも、かなり評価の高いやつ。登場人物のその“男”っていうのが人間っぽくないところがポイントね」 ハルカ「そうそう!喋ってるのに、何言ってるかわかんないって、なんか“言葉っぽい”けど“意味がない”って感じでしょ?あたし、あれ、逆にめちゃ怖かったんだよね」 レイジ「オレもそれちょっと思った。英語とかじゃないんだろ?なのに、“意味が通じない”のに“喋ってる”って、意味わかんないし…それって、人じゃないんだよな…たぶん」 “意味の通じない言葉”の正体 ミヤコ「こういう話の中で、“何かを喋ってるのに意味が伝わらない”って現象、けっこうよくあるの。怪談では“異界との接点”って意味を持たされることが多いのよ」 ハルカ「異界って…こっちじゃない世界ってこと?」 ミヤコ「そう。たとえば“神隠し”とか“時空の歪み”みたいな話でも、妙な言葉遣いの人が出てきたりするでしょう?あれって、“向こう側”の言葉を無理にこっちの人間が聞いたとき、意味が通じなくなるっていう考え方があるの」 レイジ「つまり、“その男”は人間じゃなくて、異世界の存在だったってことかよ?」 ミヤコ「可能性としては高いわね。あるいは“この世にもういない人”かもしれないけど、“幽霊”っていうより、“この世とあの世の狭間にいるもの”みたいな印象」 ハルカ「あたし的には、“ちょっとズレた世界の住人”ってイメージだったかも。見た目は普通だけど、どこかおかしい、みたいな」 “普通”に見える恐怖と違和感 レイジ「でもよ...

【都】怪談:廃墟ホテルの心霊ロケ

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  TKO木下の「心霊ロケ」の真相と考察:笑いの裏に潜む恐怖 レイジ 「なあなあ、聴いてくれよ。この前のネットの動画でTKO木下の話ちょっと見たんだけどさ、『心霊ロケ』の話、マジで背筋凍ったわ…」 ハルカ 「レイくんが自分からって珍しいね。TKO木下ってあの芸人さんの?あんまり怖い話とかするイメージなかったけど、どんな話だったの?」 ミヤコ 「それってたぶん、廃墟ロケの話じゃないかしら。今から20年以上も前に芸人さんのイベントで撮影されたやつでしょ」 肝試しイベントで起きた“映ってはいけないもの” ハルカ 「えー!?そんな前の話?でも、今でも話題になるってことは…なにが映っちゃったの?」 レイジ 「ロケ中にある芸人さんが廃墟の中に一人で入ってビデオ撮影したんだけど、その映像に…女性の顔がバッチリ映ってたんだよ。しかも瞬きまでしてたって…!」 ミヤコ 「しかもそれ、人間の姿が映るような位置じゃないのよ。普通だったら後ろには誰もいないはずなのに、“そこ”に顔があって、はっきり動いてる。加工じゃないってことも検証されてるから、昔テレビで取り上げられたあとも騒ぎが止まらなかったって聞いたわ」 ハルカ 「うわ、なにそれ超鳥肌立った…!なんでそんな場所に行っちゃったの?お化け屋敷でもないのに」 ミヤコ 「そこがまたポイントね。その当時、すでに廃墟になったホテルだったんだけど、もともとは営業してた頃も地元では“出る”って有名な場所だったの。廃墟になってからは完全に立入禁止だけど、当時の芸人たちが罰ゲーム的に肝試しやってたのよ」 映像を見た関係者の異変と“続く怪異” レイジ 「その後がまたヤバいんだよな。さっきとは別の芸人さんがその映像見たら、急に体調崩して、吐き気が止まらなかったってやつ…あれマジっぽくて怖かった」 ハルカ 「え、それって偶然じゃなくて?見ちゃったから気持ち悪くなったとかじゃなく?」 ミヤコ 「心理的なものだったとしても、それだけの影響を受けたってことは本物に近いのよ。しかも、それだけじゃ終わらなくてね。このロケに行ったあと、木下さん自身も変なことが起きたって証言してるの」 レイジ 「そうそう。別の霊能者とロケ行った時に、廃墟の中で割り箸がバキッて勝手に割れたとか、女の人の笑い声が聞こえたとか…信じたくないけど、み...

【都】怪談:もう1人いた

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“見えてはいけないもの”との遭遇 ハルカ 「ねえ、レイくんミヤちゃん!今日もしようよ、怖い話!」 レイジ 「てか、オレ怖いの苦手って言ってるのに、なんで毎回誘うんだよ!」 ミヤコ 「諦めたほうが早いわね、レイジ。それじゃあ、今回はハルカが好きそうな、“写真に写り込んだ何か”系の話でもしようかしら」 ハルカ 「えっ、それめっちゃ好きなやつ!どんな話なの?」 ミヤコ 「ケンコバさんの“もう1人いた”っていう有名なエピソード。これは実話系だからリアルに怖いかも」 友人たちとの心霊スポット巡り レイジ 「ケンコバさんって、あの芸人のケンドーコバヤシのこと?怖い話とか語るイメージないけど…」 ミヤコ 「でも、ある番組に出演した時に、みんなが震え上がった話なの。彼と友人たちが、ある心霊スポットに行ってね」 ハルカ 「えー、心霊スポット!あたしも行ってみたい!どこどこ?」 ミヤコ 「さすがに場所は伏せられてるわ。でも、よくあるトンネルとか廃墟とかじゃなくて、“ただの公園”だったのが逆に怖いの」 レイジ 「ただの公園で何か起こるのかよ...で、何が起きたんだ?」 ミヤコ 「夜に集まった6人ぐらいのグループで写真を撮ってたの。でも、帰ってからその中の1枚を見てみたら…写真に写ってたのは“7人”だったの」 知らない“もう1人”の存在 ハルカ 「それってまさにタイトル通りじゃん!もう1人いた、って!」 ミヤコ 「そう。1人だけ、全員が『誰?』って言った女性が写っていた。しかもはっきりと」 レイジ 「うわあああ、マジのやつじゃん!無理だって!もうやめようぜこの話!」 ミヤコ 「レイくん大げさ~ 。大丈夫だって!ちなみに、その女性はどこに写ってたの?」 ミヤコ 「6人の真ん中に立ってるの。だから明らかに“そこにいた”感じなの。モヤとかシルエットじゃなくて、“はっきりした女”」 ハルカ 「それ幽霊じゃなくて、誰か間違って紛れ込んだとかじゃ…?」 ミヤコ 「そう思って、全員で確認したけど、現場にいた誰もその女の子を知らなかったし、そもそも“そこには6人しかいなかった”って。しかも、その写真を撮ったカメラマンも、女性が写っていた場所には誰もいなかったって言ってるの」 レイジ 「なんか、鳥肌ヤバいんですけど…」 スマホの異常とデータ破損 ハル...

【都】怪談:作り話

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怪談って、ウソでもヤバいことあるの? ハルカ「ねえ、ミヤちゃん。最近聞いた怪談で、めっちゃゾワッとしたやつがあったんだけどさ」 レイジ「また始まったよ、ハルカの怖い話。どこの話?都市伝説?廃病院?祟り系?」 ハルカ「いや、それがちょっと違ってて、お笑いの”なすなかにし”の中西さんっているじゃん?あの人が語った『作り話』っていう怪談。なんかさ、テキトーに作った怖い話が、ほんとに目の前で起きちゃうってやつ」 ミヤコ「あぁ、あれはなかなかよくできた構成の話ね。日常になぜか異物がスッと入り込んでくる不気味さがあるし、現代的な怖さも含まれているの」 レイジ「ちょっと待って。テキトーに作ったってどういうこと?作り話が現実になったってことなのか?」 ハルカ「そう!だから怖いんだって。詳しく言うとね…」 Aさんの即興怪談と“偶然”の一致 ハルカ「話の舞台はある寒い冬の日。男女6人で飲み会しててさ、『怖い話しよう』ってなったの。でもAさんはそういうのに疎くて、持ちネタもない。だから、その場で即興で怪談を考えてしゃべったんだよ」 ミヤコ「内容は、『近所の駐車場で昔、焼身自殺があった。今でも霊が出るって噂がある』っていう、ごく普通の話。創作としてはシンプルで、特になんのひねりもない話ね」 レイジ「まあ、確かにそれだけじゃ聞いた人も『ふーん』くらいで終わりそうだな」 ハルカ「でしょ?でもさ、その飲み会のあとが問題だったんだよ。Aさんが一人で帰るときに、薄着の女の人が向こうから歩いてきて、道を尋ねられるの」 レイジ「え?なんでそんな寒い日に薄着なの?」 ミヤコ「そこがまず奇妙な感じね。そして彼女が尋ねてきたのは、さっきAさんが即興で話した“あの駐車場”の場所だったの」 レイジ「えっ、それって…偶然?」 ハルカ「って思うじゃん。でもさ、道を教えて女の人が去ったあと、Aさんが歩き出すと背中からまた声をかけられるの」 ミヤコ「『…さっきの話、私のことですよね?』って…」 レイジ「うわあああぁぁっ!!ムリムリムリ!!なんで知ってんの!?っていうか、どういうこと!?」 “作り話”というタイトルの意味と怖さ ミヤコ「この怪談の本質的な怖さって、『作ったはずの話が現実になってしまう』ってところにあるのよ」 ハルカ「そうそう。『自分が口にしたことが現実になっちゃ...

【都】怪談:十三階段

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十三階段の怪談って何? ハルカ「ねえ、レイくん、ミヤちゃん、『十三階段』っていう怪談知ってる?」 レイジ「なんだっけ、なんとなく名前は聞いたことある気がするけど、詳しくは知らないな。怖そうだし…知りたくないけど。」 ミヤコ「十三階段の怪談っていうのは、芸人の島田秀平さんが語った怪談の一つで、後輩芸人が体験したっていう実話をもとにした怖い話ね。」 ハルカ「そうそう!なんかめちゃくちゃ怖いんだって!」 レイジ「どんな話なの?怖いんだろうなあ…」 ミヤコ「簡単に説明するとね、東京の下北沢にあるあるアパートにまつわる話よ。そのアパートは家賃がすごく安くて、で、そのとき貧乏だった後輩の芸人が入居したの。」 ハルカ「家賃が安いって、なんか怪しい気がする…」 ミヤコ「その通り。普通より明らかに安い物件って、何か理由があることが多いのよ。で、そのアパートには普通14段ある階段が13段しかなかったの。」 レイジ「13段?そんなの普通じゃないの?何か意味があるの?」 ミヤコ「実は13段って、いわゆる“呪われた数字”や“死を連想させる数字”として恐れられていることが多いの。」 ハルカ「たしかに。13ってなんか不吉なイメージあるかも!だからこのアパートは安いのかな?」 ミヤコ「そう。昔から13段の階段がある場所は、なにかよくないことが起こるとされているのよ。」 怪談の詳細な内容 ハルカ「で、実際に後輩芸人の人はどんな怖い体験をしたの?」 ミヤコ「彼は201号室に住み始めたんだけど、夜中の2時22分になると毎晩必ず目が覚めて、子どもの声や階段を上る音を聞くようになったの。」 レイジ「2時22分って何か意味あるの?」 ミヤコ「ええ、特に話の中では語られなかったんだけど、ゾロ目の時間っていうのは怪異が起きやすいとか、そういう数字や時間に意味を見出す文化はけっこうあるのよ。」 ハルカ「音が聞こえるっていうのも怖いよね。階段を上る音って、なんか自分一人だけの足音じゃない感じがすることあるし。」 ミヤコ「そう、しかも怪談を上る音の回数が日に日に増えていって、13日目には階段の上まで来た音がして、ドアを叩く音もしたの。」 レイジ「それ、ヤバいじゃん!部屋のドアまで叩くってことは、明らかに自分が狙われてるって証拠じゃないか。」 ハルカ「それでどうなったの?」...

【都】都市伝説: 携帯電話の呪縛

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スマホに潜む 現実 と 都市伝説 の交差点 レイジ「なあハルカ、携帯電話の呪いの都市伝説の話って聞いたことある?」 ハルカ「うん!もちろんあるよ!番号かけると呪われるとか、変なメッセージが届くとかでしょ?」 レイジ「そうそう。090-4444-4444とか、あと海外の話とかもあるじゃん。オレ、深夜にスマホ見るのちょっと怖くなったんだよな」 ミヤコ「それ、いわゆる“携帯電話の呪縛”ってやつね。都市伝説の中でも広がりやすくて、人間の不安心理とテクノロジーが結びついた典型なの」 ハルカ「やっぱりミヤちゃん、詳しい~!ちょっと深堀して教えてよ」 “死の番号”090-4444-4444とは? ミヤコ「まず日本で一番有名なのは、“090-4444-4444”って番号。『死死死死』って数字が並ぶから、縁起悪いって言われてきた番号ね」 レイジ「なんか昔、かけたら変な声が聞こえたとか、すぐに死んだとか言われてたよな」 ハルカ「しかもその番号、実際にあったって聞いたよ?実在したってこと?」 ミヤコ「うん。実際にドコモのプリペイド携帯用の番号として存在してたの。その番号を使った人が次々に亡くなったって噂も広がったけど、公式に関連性があるって証拠は出ていないわ」 レイジ「でも不思議じゃん?使った人が死ぬって、ちょっと偶然にしちゃ多すぎる気がする」 ハルカ「人の噂ってどんどん大きくなるしね。たとえば誰かが不幸な目にあったとき、その人がその番号を使ってたら、それが理由って決めつけられたり」 ミヤコ「その通り。これは“因果関係の錯覚”って言われてる心理作用のひとつね。“番号を使ってた”と“死んだ”が無関係でも、並べると因果があるように思えてしまうの」 韓国版の「呪いの携帯番号」010-4444-4444 レイジ「日本だけじゃないんだよな。オレ、韓国にも同じような番号あるって聞いた」 ハルカ「うんうん。“010-4444-4444”っていう番号でしょ?あたしネットで見た!」 ミヤコ「それも実在したの。“死亡した大企業のCEOが使っていた”とか“犯罪組織に関係があった”とか、いろんな噂が飛び交ってたわ」 レイジ「じゃあ都市伝説ってより、リアルに事件が関係してたのか?」 ミヤコ「そう見えるかもしれないけど、それも憶測が多いの。実際には、その番号が新しい人の手に渡るたびに“その人物が亡くなった”という報...

【都】都市伝説:月の裏側

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  月の裏側にあるものって何? ハルカ 「レイくん、ねえ知ってる? 月の裏側って、ずっと地球から見えないってやつ」 レイジ 「ああ、それはなんか理科で習った気がするな……月の自転と公転の周期が同じだから、地球からは片面しか見えないって」 ハルカ 「そうそう、それ『潮汐(ちょうせき)ロック』って現象なんだよ。でもね、都市伝説では“それだけじゃない”って言われてるの」 レイジ 「え、どゆこと?」 ミヤコ 「つまり“意図的に見せていない”っていう説があるの。月の裏側には、地球人にとって“知られたらまずいもの”がある、って言われてきたのよ」 ハルカ 「そう! たとえば宇宙人の基地とか、古代文明の遺跡とか、さらには月そのものが人工物って話もあるの!」 レイジ 「うわあ……怖いっていうか、ロマンあるような、なんかぶっ飛んだ話だな……」 月の裏側=宇宙人の拠点説 ハルカ 「まず一番有名なのが“宇宙人の基地がある”って説!」 ミヤコ 「この説の元になったのは、NASAの月探査計画と、冷戦時代のアメリカとソ連の宇宙開発競争。アポロ計画で人類が月に降り立ったって言うでしょ?」 レイジ 「うん、それくらいは知ってる。アームストロング船長だろ?」 ハルカ 「でもさ、それ以降、急に月に行かなくなったっておかしくない? まだいろいろ調べたいはずなのに、ピタッと計画止まったんだよ?」 ミヤコ 「だから、実は“月の裏側で何かを見つけて、これ以上は触れない方がいいって悟った”説があるの。たとえば、巨大な構造物とか、謎の物体があったって話」 レイジ 「いやいや、それなら公表されるんじゃないの?」 ミヤコ 「逆よ。だからこそ“隠蔽された”って考えるのよ。実際、NASAの写真データの一部には“黒く塗りつぶされたエリア”があったり、音声記録がカットされていたりするの。解析された画像で、ピラミッド型の構造物が写ってたこともあるって」 ハルカ 「UFO研究家たちは“月の裏には宇宙人の前哨基地があって、地球を観察してる”って言うんだよね。ネットには、月面を監視するUFOの動画もけっこう出てくるよ」 レイジ 「なんでそんな監視されてんだよ……」 ミヤコ 「それだけ人間の活動が注目されてるってことかも。地球人は危険って思われてるのかもしれないね」 月自体が人工物と...

【都】都市伝説:合わせ鏡の呪い

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  鏡合わせの呪いって知ってる? ハルカ 「レイくん、合わせ鏡ってやったことある?」 レイジ 「それってあの、鏡を2枚向かい合わせにするやつ?」 ミヤコ 「そう、それ。『合わせ鏡』とか『鏡合わせ』って呼ばれてるけど、実は古くから“呪い”とか“禁忌”って言われてるのよ」 ハルカ 「なんかさ、都市伝説とかだと“真夜中の鏡合わせはダメ”とか、“何かが映る”とか、いろいろあるじゃん?」 レイジ 「それ、マジで怖いやつじゃん…え、ほんとに呪いなの?ただの鏡だろ?」 ミヤコ 「甘く見ないほうがいいの。鏡って、もともと霊的な力があるって信じられてるものだから」 鏡は“あの世”と“この世”の境界? ハルカ 「そうそう、昔から鏡って霊が通る“門”みたいな役割してるって言われてたんだよね?」 ミヤコ 「その通り。日本でも、中国でも、西洋でも、鏡には不思議な力があるって信じられてた。たとえばね、日本神話だと“八咫鏡”っていう神様の鏡があるし、西洋でも“鏡に映った姿は魂を映す”って考えがあるの」 レイジ 「じゃあ合わせ鏡って、それを2倍にするってこと?やばいじゃん…」 ハルカ 「しかも、合わせ鏡って無限に奥に鏡の中の自分が続くじゃん?あれって“無限の世界への扉”とも言われてるんだって」 ミヤコ 「鏡を2枚向かい合わせにすると、映像が奥へ奥へと果てしなく続く。それを“無限回廊”とか“鏡のトンネル”とも呼ぶわね。でも、その途中に“自分じゃない何か”が映るって噂もあるの」 よく聞く“合わせ鏡の呪い”とは? レイジ 「でさ、実際どんな呪いがあるの?合わせ鏡やったらどうなるって話?」 ミヤコ 「よくある話だと、“午前0時に合わせ鏡を見ると、未来の自分が映る”っていう噂。でもね、それとセットで“未来の死に顔が映る”とか、“見てはいけないものが見える”って言われてるの」 ハルカ 「しかもその“見てはいけないもの”を見たら呪われるって言うよね?あとさ、“後ろに誰か立ってるのに、自分の後ろには誰もいない”みたいなヤツとか…」 レイジ 「お、おい…マジやばいやつじゃん……また夜中にトイレ行けなくなりそう」 ミヤコ 「実際、合わせ鏡は“霊を呼び出す方法”として紹介されることもあるの。たとえば、鏡の間にろうそくを立てて、“名前を呼ぶ”っていうやり方。まるで降霊...

【都】都市伝説:呪いのビデオ

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  呪いのビデオって、本当にあった話なの? ハルカ 「レイくん、ミヤちゃん!今日のテーマは決まってるよっ!『呪いのビデオ』について!」 レイジ 「うおっ、出たな……あれだろ、『リング』のやつ!ホラー映画の話だろ?DVDとかブルーレイの時代になんで今さら?」 ミヤコ 「映画はきっかけにすぎないのよ。都市伝説としての『呪いのビデオ』は、映画の前からあるの。元ネタって、意外と深いのよ」 ハルカ 「でしょ!?この都市伝説、ただのフィクションって思われがちだけど、実はモデルとか噂とか、いろいろあるんだよ!」 レイジ 「え、まじ?……じゃあ、あれって本当に人が死んだとか、そういう話が?」 ミヤコ 「そうね、真偽は別にして、ある種の『本当にあった』と言われてる噂話が積み重なって、都市伝説になっていったのよ」 「呪いのビデオ」ってどういう話?都市伝説の基本形 ハルカ 「まずさ、あたしが最初に聞いた『呪いのビデオ』って、『見ると1週間後に死ぬビデオテープ』なんだよね。ビデオ見た人が次々に死ぬやつ」 レイジ 「うわ、やめろよ……なんで見るんだよ、それ……」 ミヤコ 「ただの噂じゃなくて、それがリアルに感じられたのは、いくつかの“出どころ不明”のビデオが実際に出回ってたからなの」 レイジ 「えっ?なんだよ、それ。何が映ってたんだよ……?」 ハルカ 「聞いたことある!すっごく気持ち悪い映像が延々と流れてて、女の人がこっち見てたり、奇妙なマークとか、うめき声とかが入ってるって」 ミヤコ 「本当にあったビデオじゃなくて、誰かが作った創作って可能性もある。でも、そういう映像を“本物の呪いのビデオ”として出した人がいたのは確かよ」 ハルカ 「しかもさ、それを見た後に事故に遭ったとか、身内が急に亡くなったとかっていう“体験談”がネットに載るから、信憑性が出ちゃうんだよね」 レイジ 「うわー……もうそれ聞いたら夜寝られない……」 ミヤコ 「“呪いのビデオ”の都市伝説は、“見ただけで死ぬ”っていう最悪のパターンがあるから、人間の根源的な恐怖とつながりやすいのよ」 映画『リング』との関係とモデルとなった事件 ハルカ 「でさ、『リング』って映画あるじゃん。1998年公開のやつ!呪いのビデオの話って言えばコレでしょ!」 レイジ 「それって、貞子のやつだよ...